YAIMA EXPEDITION
其の壱
石垣島編
(登野城〜御神崎)

10月10日〜18日
漕行距離:84km
其の弐
石西礁湖・西表西部編
(御神崎〜網取)

10月19日〜22日
漕行距離:94km
其の参
西表島南海岸編
(網取〜南風見田浜)

10月23日〜30日
漕行距離:80km
其の四 
総括
10月31日〜
(大原〜石垣島)
総漕行距離:258km
■遠征動機
 2006年6月に考えていたアラスカ:グレイシャーベイ遠征を延期することになり、年内の遠征を別に考える必要がでてきた。
 2005年の「BAJAUTRIP2005」は、日本各地の漕ぎたい場所だけを巡るというファルトボートの可能性と、携帯性の実証を兼ねた遠征だった。
 だが、カヤックの遠征としてはその漕行距離に遠征と呼べるほどの実績は感じられず、最長漕行日数は一週間ほど。沖縄、屋久島、小豆島、知床において、どこも200km以上の長距離を漕いではいなかった。カヤックだけで長距離を移動するスタイルではないのでしょうがないと言えば当たり前だが、カヤックの移動による長距離遠征をしてみたいという願望、テーマがでてきた。
 事実、私の遠征はいつも一週間以上行われる事は少ない。行われたとしても局所的に停滞(遊んでいる)していることが多い。
 アラスカ:グレイシャーベイの遠征は「長距離」「無補給」という意味では非常に条件が良かったのだが、現地までの資金の関係で断念。国内においてどこかそれに変わる長距離で漕げる場所が欲しかった。長期無補給でいられるというのは国内では難しく、自艇の「カフナ」では食料積載量的にも難しいので、逆に補給できてもなるべく行わず、フィールドから調達、つまり自給自足に近いスタイルをとることにした。
■場所の選択理由
 上記の理由から、自分の得意な潜水が出来る場所という事で沖縄をまず考えた。
 2005年11月。石垣島で手漕屋素潜店「ちゅらねしあ」を開業した八幡暁氏のツアーに参加した。
 9年前から八重山諸島に通いだし、西表島には合計で3年間ほど滞在した経験を持つ僕だが、石垣島はほとんど行ったことがないフィールドだった。
 八幡氏のガイドでその石垣島を周った時、あまり良好な天候とは言えなかったが石垣島の海の良さを知り、八重山の中でも知らない場所がまだかなり残っている事を再確認した。そこでいつか八重山諸島をカヤックでアイランドホッピングしていこうと考えていた事もあり、今回の遠征の地として本格的に捉える事にした。
■遠征のテーマ
 今回のテーマは
@食料は米と調味料のみで、現地調達を心がける。
A海峡横断(島渡り)
B長距離(長期間)漕行
…である。
@は、行動食や非常食以外はほぼ海からの恵みに頼ろうと考えた。当初は只単純に「食費の節約」だったが、遠征のテーマとしては面白いと思った。ただし、それほど精神的にはハングリーになる気持ちはなかったので酒に関しては勘弁してもらう事にした。事実、ビールがないとモチベーションがかなり落ちた。
Aは石垣島から西表島、西表島から波照間島までの往復、そして西表島から石垣島への島渡りがテーマ。沿岸を漕いでいくのはそれほど難しい事ではないが、外洋にでたりコンパスを必要とする島渡りは、なかなか行えないのでいいチャンスだと思った。
Bそしてこれが今回の最大のテーマ。2週間カフナを組みっぱなしにするのは初めての試みなので、舟にどういうことが起きるのかというのも興味があった。また、長期間、常にパドリングすると生活のリズムや体の調子がどうなっていくというのも知りたかった。
 以上の経過を踏まえ、遠征を夏に計画。秋、実行した。
期間 2006年10月10日〜10月31日(21日間、3週間)
ルート 当初は石垣島登野城港から黒島に渡り、時計回りに八重山諸島を周ろうとしたが、現地で八幡氏の助言により反時計回り(先に石垣島を回る)にすることにした。季節風が吹きはじめ、連日風速5m以上はふいていたので、この選択は正しかったと思われる。
使用艇 Feather craft・カフナexpedition
使用パドル NIMBUS・Green land paddle
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